子どもが「手伝って」と頼るとき。GROWが成長を否定しない理由

玄関で大人の手に触れ、話を聞いてもらう子どもの柔らかなイラスト

「昨日は一人でできたのに、今日は『一緒に来て』と言う」。そんなとき、せっかくできるようになったことが戻ってしまったように感じるかもしれません。手を貸すべきか、見守るべきか、迷うこともあると思います。

GROWでは、小さい子どもの頼りたい気持ちを、自立の妨げと単純には考えません。今回は、頼ってきた場面だけで「成長していない」と決めないための見方をお伝えします。

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「できる」と「今、一人でやりたい」を分けて見る

例えば、出かける前に靴を履ける子が、大人の手を握って「ここにいて」と言う場面を考えてみてください。これは実際のレッスンの紹介ではなく、日常を想定した例です。

靴を履く動作ができることと、その場で大人にそばにいてほしいことは、同じ問いではありません。頼られたという事実だけでは、どこを手伝ってほしいのかも、何を気にしているのかも、まだ分かりません。

「もうできるはず」と結論を急ぐ前に、何を頼みたいのかを聞いてみる。全部やってほしいのか、少し待っていてほしいのか。できたかどうかの確認とは別に、本人の言葉に耳を傾ける余地を残したいと考えています。

頼った一場面で、これまでの経験を消さない

昨日は自分で取り組めた。今日は手を借りたいと言った。その二つを並べたとき、今日頼ったからといって、昨日取り組んだ事実までなくなるわけではありません。

大人が気になるのは、「このまま毎回頼るようになるのでは」という先のことかもしれません。ただ、一度の「手伝って」から、その子の自立全体を判断することは避けたいところです。

GROWが大切にするのは、安心して頼れる経験が、その後の挑戦や自立につながることもある、という見方です。頼ることと自分で取り組むことを、どちらか一方しか選べないものにはしません。もちろん、頼らせれば必ず自立するという約束でもありません。

気持ちを受け止めることは、全部を代わりにすることではない

頼りたい気持ちを否定しないことと、頼まれたことを大人がすべて引き受けることは別です。いつでも同じ手助けをしなければならない、という意味でもありません。

例えば「そばにいてほしかったんだね」と気持ちを聞いたうえで、「ここで待っているよ」と応じることもあれば、「今は手が離せないから、少し待ってね」と伝えることもあるでしょう。これは家庭で考えるための一例で、全員に同じ対応を勧めるものではありません。

大人にも、そのときできることと難しいことがあります。毎回うまく応じられるかどうかを、保護者自身の評価にする必要はありません。どこまで手を貸すかを決める前に、頼ってきたこと自体を悪いことにしない。その区別を大切にしたいと思います。

「また頼った」だけで終わらせない

子どもに自分の力で進んでほしいと願うからこそ、頼られると心配になることがあります。その願いを手放す必要はありません。

ただ、目の前で手を伸ばしてきた子を見たとき、「一人でできなかった」という一つの評価だけで話を終えずにいたい。何を頼みたかったのか、どこまでなら自分でやろうとしていたのか。本人と確かめることは、まだ残っています。

GROWでは、頼る姿だけを取り出して成長を否定せず、自分で取り組もうとする姿と一緒に見ていきたいと考えています。「自分でできるようになってほしい」と「今は頼ってもいいよ」。この二つを対立させずに、子どもと向き合いたいと思います。

体験レッスンのお申し込みは、公式フォームから受け付けています。

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